AMPKの活性化

AMPKは肝臓や筋肉、脂肪組織などの末梢組織や視床下部にてエネルギーセンサーとしての役割を担う酵素で、カロリー制限や運動などで細胞内のエネルギー源(ATP)の減少に応じて活性化し、代謝を調整します。

骨格筋でのAMPKの活性化は脂肪分解やエネルギー産生に加え、インスリンに依存しないで血糖を筋細胞へ取り込むことによるインスリン抵抗性の改善効果が期待できます。そのため、細胞内のエネルギー代謝効率が向上し、回復力が高まることで、速やかな疲労回復や老化抑制などのアンチエイジングサポートにつながると考えられます。

※運動療法も細胞内のAMPKを活性化させて、血液中の糖を臓器に取り込みやすくする原理を利用して用いられています。

「AMPK活性化用組成物」として特許取得(特許第6636396号)

パロアッスル(学名:Cyclolepis genistoides D. Don)の溶媒抽出物又はパロアッスルの乾燥粉末を有効成分とし、老化の抑止のために用いられることを特徴とするAMPK活性化用組成物として、2019年12月に特許取得しました。

千葉大学大学院薬学研究院との共同研究の結果、パロアッスルにより善玉脂肪細胞への分化に必要不可欠なタンパク質(PPARγ)に働きかけることで、アディポネクチン分泌や筋細胞での糖代謝を活発にすることが明らかとなりました。